タイヤの異常摩耗(早期摩耗や偏摩耗)の原因には、急加速・急制動・急旋回
 などの運転状態により発生する場合の他、タイヤの空気圧、ホイールのパランス
 およびホイール・アライメントの不良、サスペンションやステアリング・リンク
 機構などの不具合によって発生する場合があります。
(1)両肩摩耗および中央摩耗

 タイヤ・トレッドの両肩または、中央部が摩耗する原因
 は、主にタイヤ空気圧の調整不良によるものです。
 タイヤ・トレッド両肩部の摩耗は、空気圧の現象によリ
 トレッド中央部の凹み、両肩部(ショルダ部)に近い
 部分が強く路面と接することが原因で、中央部に比べ
 両肩部が早く摩耗するためです。タイヤ中央部の摩耗は
 、空気圧の過大により、トレッド中央部が膨らみ路面と
 強く接します。このため中央部のみ速く摩耗するのです。
(2)内側摩耗および外側耗

 タイヤ・トレッドの内側あるいは外側の一方のみ速く
 摩耗するのは、主にキャンパの不良によるものです。
 内側摩耗は、マイナス・キャンパのためホイールが下
 開きになって、トレッドの内側が路面と強く接する為
 生じます。  
 外側摩耗は、キャンバ過大のためホイールが上向きに
 なり、トレッドの外側が路面と強く接するために生
 じます。また、この摩耗はナックル・アームの曲がり
 や急旋回を頻繁に行なった場合なども原因となります。
(3)トーイン摩耗および卜ーアウト摩耗

 タイヤ・トレッドが羽状に摩耗したもので、卜一イン
 ・ターニング・ラジアスの整備不良によるものです。
 過大トーインは自動車の進行により、タイヤ・トレ
 ッド部が路面により外側から内側に引きずられサイド
 ・スリップを起こすために発生します。
 トーアウトが過大であると、タイヤ・トレッド部は路
 面により内側から外側に引きずるようになり、サイド
 ・スリップが起こることによって磨耗が発生します。


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